中型自動車免許を取ろう!(第一段階編)

ご無沙汰しております。

いきなりですが、自動車運転免許ってありますよね。車を運転できるようになるやつ。

私もかれこれ8年ぐらい前に普通免許を取りました。

そう、普通免許。車両総重量3500kg未満かつ最大積載量2000kg未満かつ乗車定員10人以下の車両に限り運転できる免許です。

でも、日本に生を受けたからには、もっとデケエ車、運転してェよなあ!?

てなわけで、中型免許を取得するために教習所に通ってみました。

なぜ今、「中型」か

そもそも、なぜ中型免許を取ろうと思ったかですが、その理由はいくつかあります。なお、だいたいしょうもない理由です。

まず私、クルマ好きのくせにAT限定なんです。

理由は、一刻も早く免許が欲しかったから。大学生になったばかりの私は、実家の車さえ運転できればいい、MT車を運転したくなったらいつか限定解除すればいい、とりあえず一にも二にも免許取得だ、とばかりに教習所に飛び込みました。

それが8年前のお話。時代は流れて、いよいよ「MT車を運転したくなった」時が来たわけですね。

で、どうせ限定解除のために教習所に通うなら、限定解除だけじゃなくてついでに上位の免許を取った方がお得だな、となるのは当然の思考です。なので最初は準中型免許を取ろうかと思ったのですが、よく考えると準中型免許って若いドライバーを確保するため「18歳から取れるトラック免許」として新設されたわけですよ。27歳になった今、わざわざ取る意味は全くない。ならば一段階上の中型だ、となりました。

さらに私、お恥ずかしいことにブルー免許です。あれれ~、おっかしいぞ~?免許取ったのは8年前なのに、どうしてまだブルーなの~?

はい、お察しの通りでございます。6年前にやらかしましてね。忘れもしない2020年10月21日、原チャ乗ってたら指定場所一時不停止等で切符を切られました。はい。最近では某県警察による不当な取り締まりなんかも取り沙汰されていますが、本件については全く弁解の余地もなく、100%私の一時停止が甘かったと反省しております。これ以降一時停止は絶対厳守しています。

まあそんなこんなで私は今ブルー免許なんですが、免許更新のタイミングが噛み合わないだけで、実はゴールド免許の資格(5年以上の無違反)自体は満たしています。つまりこのタイミングで新しい種類の免許を取ればゴールド免許になります。これも1つのモチベーションになりました。

それからそれから、自分ITエンジニアなんですけど、近年は本当にAIの発展が著しく、おそらく自分の今やってる仕事なんかは数年以内になくなるんですよ。で、もしAIに仕事奪われたらトラックドライバーにでもなろうかなと。まあこれは半分冗談ですが。

あと、大型免許ではなく中型免許とした理由なんですけど、まず大型免許の教習料って、AT限定普通免許所持だと50万ぐらいするらしいんですよ。さすがに高すぎます。

それと、中型免許なら自宅最寄の教習所で取ることができたことも理由の一つでした。そこなら仕事終わりに教習所行けば1時限の教習を受けることができます。大型に対応している所となるともう少し遠くに行かなければならなかったので、ちょっと仕事終わりにってわけにはいかないかなと。

教習内容

AT限定普通免許を持っている人の場合、第一段階11時間+第二段階8時間の合計19時間の教習を受ける必要があります。第一段階は完全に場内のみの教習で、第一段階の終わりで仮免許を取得して第二段階で路上に、という流れです。この辺は普通車と変わりません。

深視力検査

中型以上の免許では、取得や更新の際に行う視力検査のメニューに「深視力」が追加されます。

「深視力」とは、簡単に言うと物の遠近感の検査です。検査器を覗き込むと、2本の棒の間を1本の棒が前後方向に移動していて、3本の棒が1列に並んだところでボタンを押す、という方法で計測します。

学校や会社の健康診断でも見ない項目なので多くの人は未経験だと思うんですが、私も当然未経験。どんなもんかいなと緊張しましたが、呆気なく一発合格で拍子抜けしました。

初めてのMT車

まさか、人生で初めて乗るMT車が日産ディーゼルのコンドルというトラックになるとは。数年前の私は思いもしなかったでしょうね。

まずは教官からクラッチの説明を受け、さっそく乗ってみろと言われました。

普通車は1速発進ですが、トラックはトルクがありすぎるので2速発進です。1速はほとんど使いません。

おそるおそる半クラッチで発進。トラックはトルクが強いので、多少クラッチ操作がヘタクソでもエンストしないのは大いに助かりました。

周回

一番最初は外回りコースの周回。普通の車と違って運転台が前輪より前にあり、さらに内輪差は普通車より圧倒的に大きく、さらにさらに巻き込みやオーバーハングにも気を使う必要があり、おまけに慣れないギア操作までしなければならないと。

中型免許取ろうとしたことを本気で後悔しましたね。こんな状態のやつが11時間の教習で仮免取れるわけないだろと。

でも、不思議なもので、何回か走っていると、おおよその車両間隔は掴めるようになってきます。

と、1%ぐらいの自信が湧いてきたところで、今度はコースが内回りになります。外回りよりカーブの半径が短くなるので、さらに厳密な車両感覚が求められます。運転席から見ると、トラックのキャブがかなり外側に出ている感じ。前を気にするあまり縁石に近付きすぎて教官からの怒られが発生することもありました。結局、内回りに慣れるのにはだいぶ時間がかかりました。

路端停車・発進

道路の左に寄せて目標に合わせて車を停めてから発進する検定項目です。

まずは路端停車。これは言ってしまえば止めるだけなので、中型車特有の難しさとかではないんですけど、最初はブレーキの感覚が難しかったですね。

というのも、トラックは重い荷物を積むのが前提の車なので、ありえないほどブレーキが強く、普通車の感覚で踏み込むと止まる時にガツンと強い衝撃が発生してしまいます。ブレーキペダルにちょっと足を乗せるぐらいでスーッと止まってくれることを理解して慣れるのにはだいぶ苦労しました。まあ、多少衝撃があっても、止まれさえすれば検定は合格なんですけどね。

ちなみにこの項目、修了検定本番では停車完了したらギアをニュートラルにしてサイドブレーキを引いて「完了しました」と申告する必要があります。

そして発進する時ですが、今度は中型車特有の確認項目があります。それは歩道側のオーバーハング。ハンドルを右に切って発進するわけですが、左後方がポールに当たらないよう目視で確認し、ハンドルを右に切りすぎないようにする必要があります。とはいえ、ハンドルを切る量が足りなすぎると、今度は前のポールにぶつかってしまいます。落ち着いて安全確認しながらゆっくり進めるのがポイント。

坂道発進

AT車でも一応やりましたが、MT車の坂道発進は難しいとされています。とはいえ私の場合、ここはそんなに苦労しなかったんですよね。ここでもトラックのトルクの強さに救われました。

ちなみにトラックは2速発進だと先述しましたが、教習所内にある程度の勾配なら坂道発進でも2速で問題ないようです。

S字・クランク

普通車にも存在する科目です。普通車教習でこの科目がトラウマになった人も多いかと思いますが、中型車では一層大変です。そりゃそうですよね車体デカいので。

クランクでは、ミラーをギリギリまで壁に近付けて、大きくハンドルを切ってから、進みながらハンドルを少しずつ戻して走っていくのがポイント。

S字では、バンパーの先を縁石に添わせるように走っていくとうまくいきます。

余談ですが、最初にS字を走った時、大雨が降っていまして、コースが水没して縁石が見えなくなっていました。そんな状況で「見えないけど、何となくこの辺に縁石があるんだろうな~って思いながら走ってみて」という教官からの無茶ぶりを受けて走ってみると、不思議なことに通過できてしまいました。普通車でも8年間乗ってると車両感覚がそこそこ身につくようです。

隘路進入

隘路。東大ボカロP同好会のツイートでも指摘されている通り、ボカロ曲で頻出の単語です。まさかこんなところで出会うとは。

これは、停止することなく車体の向きを90°変え、指定された枠の中に車体を収めるいう検定項目。ハンドルを切るタイミングや戻すタイミングが重要になります。あと、失敗したら切り返してやり直してよいという優しさもあります。

これ、最初は完全にダメダメだったんですが、何時間かやってるうちになんかできるようになります。自分でもなんでできるようになったのかわかりませんがマジで百発百中できるようになりました。

ちなみにこれも路端停車と同じく、停車したら「完了しました」と申告するタイプの試験です。

修了検定(仮免許証取得)

いよいよ仮免取得のための修了検定。上記項目を全てこなすことができれば受かります(そりゃそう)。

あとなんか普通車の仮免合格点は70点ですが、中型の場合は60点です。何故か甘い。

めちゃくちゃ緊張しました。なにしろ、試験に落ちた場合は補習と再試験が必要で、その場合追加料金がかかりますからね。必死こいてやりましたよ。

試験本番は割とベストな結果を出せたのではと思っています。隘路ちょっと左寄りになっちゃったけど、線の中ではあったので問題なし。

結果は一発合格。補習と再試験の追加料金は払わずに済みました。自己採点では100点満点で完璧でしたが、点数の発表はありませんでした。こっちから聞けば教えてくれたのかな?

ともあれ、これにて第一段階は完了。仮免許の交付を待って、第二段階が始まります。

そして第二段階へ

第二段階は現在教習中。終わったら続き書きます。

投稿者: Kasumi

東京都青梅市在住。鉄道マニア。

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