TRAIN TVについて

この記事は「TRAIN TV」を批判するものです。「TRAIN TV」を楽しんで観ている方はブラウザバックをお願いします。

そもそもTRAIN TVとは何なのか

TRAIN TVとは、JR東日本の主要10路線とゆりかもめの車内モニターで放映される新しい番組配信プラットフォームです。​(公式Twitterから引用)

要は、電車の車内モニターでオリジナルの番組を放映することで目を向けてもらう機会を増やし、車内モニターの広告媒体としての付加価値を高めるという趣旨の企画なのでしょう。

それ自体は大変結構。面白い試みだとは思います。しかし現状、その内容がお世辞にも面白いとは言えないような内容のものばかりなのです。しかも、これが既存の天気予報やニュースの枠を潰しているうえに、電車に乗って視線を少し上げると強制的に目に入ってしまうので、電車に乗る時間が苦痛でならないのです。TRAIN TVが放送されていない私鉄の利用者が羨ましいとさえ感じるほどです。

あまりにもつまらないので、ちょっと「つまらない理由」を整理してみることにしました。

もし万が一にも番組制作に携わる方々が本記事を読んでくださっているなら、以下の内容を真摯に受け止めて、心機一転して真っ当な番組作りに励んでいただきたいです。

番組ごとの批評

TRAIN TVには様々な番組があり、マシなものから今すぐ放送禁止してほしいようなものまで、様々あります。本章では、そんな多種多様なTRAIN TVの番組を面白い順で紹介していきます。

サイレンタリー

子供が親の職場を見るという趣旨の番組です。ありきたりですが見れなくはないです。

(ただ、登場する職業はどれもわかりやすいものばかりで、私のようなシステムエンジニアなんかは絶対取り上げられないだろうなあという気持ちにはさせられます。とはいえこれはTRAIN TVに限らずこの手の企画全般に言えることなので、本稿ではよしとしましょう)

きっと今日作りたくなる

誰でも簡単に作れてちょっと邪道っぽい料理を紹介する番組。紹介されているレシピは、なんかTwitterでバズりそうな雰囲気があります。というか普通にTwitterで寄せ集めてきただけかもしれないですが。まあ見れなくはないです。

ココ、食べたかったんです! ~芸能人お忍びグルメ~

芸能人がお忍びで飲食店に行く番組。それ以上でもそれ以下でもないです。以前にもサッポロか何かの提供で似たような番組は放映されていたことはあるので、電車のテレビとしては可もなく不可もなしといった感じでしょう。

松丸亮吾のひらめきニュース

世の中のちょっとしたひらめきから生まれた発明を紹介する番組。コンセプト自体は悪くないかもしれないですが、紹介される内容が、以前どこかでバズっていたような話題かしょうもないものしかない印象です。意外性が肝の番組だと思うのですが、残念ながら全く感じないんですよね。もう少し内容を練ってほしいものです。

チョコプラEX

チョコプラの2人が微塵も面白くない芸(顔芸とか)をやらされている番組です。ひたすらにつまらないです。気の毒ですらあります。

ヒカキンからの挑戦状

こちらはヒカキンがしょうもないことをやらされている番組です。ヒカキンぐらいの大物なら、多少は仕事を選んでもいいかと思いますが、なぜ受けたのか理解が追いつかないです。「ヒカキンさんの力お借りしたいんです!」と言われてしまったので「やりましょう!」と言ってしまったんでしょうかね?はっきりいってヒカキンの良さはあまり引き出せていないですし、制作側の「YouTuber使っときゃ若者には大ウケでしょ」といった浅はかな考えが透けて見えるようです。

トレトレ

AIの(気持ち悪い)女が、様々なテーマについて町中でインタビューしたと思われる結果を発表する番組。インタビューの内容も解答も非常に陳腐なものばかりで、この手の番組特有の面白さである「予想外の解答がある」「独特な切り口の質問で本音を引き出す」といった性質の内容は皆無。ともすれば質問も回答も含めて机上で適当に作ったんじゃないかと思ってしまうほどです。

お!うちの豆知識

ライフハック系の豆知識を紹介する番組。これも同様に、どうせネットから適当に持ってきたんだろうと邪推してしまうほど、ろくな豆知識が紹介されないです。

黙喜利

個人的にはこれが一番ひどいと思っています。

音が出ないというTRAIN TVの性質を活かして、声を出してはいけないシチュエーションで大喜利をするという番組。これだけであれば良さそうにも聞こえるのですが、現状はお題も大喜利もお世辞にも面白いとは言えないもので、これを面白いと思って世に送り出している人がいるという事実に心が痛むほどです。

ただし、一番ひどいとともに一番化けそうな企画でもあると思っていて、もっとちゃんと面白い人に依頼してお題と大喜利を作ってほしいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

先述の通り、電車のディスプレイのオリジナル番組を充実させるという考え自体は悪くないと思っていますので、制作陣の方々にはいったん「自分たちが面白くないものを作ってしまっている」という事実を真摯に受け止めていただいて、心機一転しっかりとした番組作りをしていただければと強く思っています。

Kasumi

投稿者: Kasumi

東京都青梅市在住。鉄道マニア。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。