1月14日、西武新宿線で「新宿線乗務員考案！山の主で行く新宿線大冒険ツアー」があり、参加してきました。
普段新宿線系統に入ることがない4000系電車に乗って新宿線系統の各所を巡るというニッチ極まりないツアーですが、個人的に新宿線はよく利用する路線ですし、4000系も好きな電車なので、応募しない手はありませんでした。
このツアー、私は勝手にそんなに人気がないんじゃないかと思っていたのですが、蓋を開けてみると私の予想に反してかなりの高倍率だったようです。我々は運良く当選して参加することができました。
結論から申し上げて非常に楽しいツアーでしたので、その様子をご紹介します。関係者の皆様、楽しい時間をありがとうございました。
なお、推奨ハッシュタグが「#山の主」ということなのでこのようなタイトルになっております。
ツアーの開始地点は新所沢駅。
電車の撮影によく訪れる新所沢駅ですが、4000系が入線している姿を見るのは新鮮です。
使用編成は4005Fでした。
車内はボックスシート。東武所属の6050系亡き今、関東大手私鉄でこのような車両は4000系で最後なのではないでしょうか。
事前のアナウンス通り、栓抜きのある1次車です。同行者が瓶飲料を持ち込んでおり、さっそく開けていました。全国的に見ても栓抜き付きの車両は少なくなってきましたが、こうして関東の大手私鉄に在籍しているのもなかなか面白いです。
黄色か青の電車しかいない新宿線において白い電車はかなり目立つようで、一般の通行人からも「何だあの電車は！？」みたいな感じで注目を集めていました。
ちなみに、私はずっと4000系の帯色の順番を覚えられなかったのですが、ツアー中に聞いたお話によれば、青が空、赤が日光、緑が大地を表しているそうです。これですんなり覚えられました。
この後はフルノッチでトップスピードまで加速したり、普段列車が通過することのない所沢を全速力で通過したりと、走りで参加者を楽しませてくれました。自分の乗車位置はクハだったのですが、隣のモハからは恐ろしい爆音が聞こえてきました。
そうして上石神井まで走行し、石神井で折り返した後は国分寺線にも入線しました。
乳児期の私が住んでいたらしい恋ヶ窪には行きませんでした。残念。まあ単線の路線では厳しいですよね。国分寺線に入ってくれただけでも感謝感謝です。
その後は西武園線に入りました。今は配線の都合上新宿線から西武園線に直接入線できないので、国分寺線を経由する必要があるんですね。
西武園駅では幕回しもありました。
王道を往く「各停 西武秩父」に始まり、「急行 西武球場前」、「快速急行 池袋」と、完全に「わかってる」人の仕業でしたね。
西武園駅発車時には、往年の快急池袋行の放送再現がありました。4000系好きにはたまらない瞬間。
その後は玉川上水駅で折り返して拝島線経由で新宿線まで戻ります。玉川上水駅で折り返しとは言っても書類上の話で、どう考えても車両基地の一部みたいな場所でした。あそこも駅構内なんですねえ。
ここでグッズの配布がありました。
地味に楽しみにしていた”清き社紋”のキーホルダーと、ニッチすぎる4000系ドアスイッチ表示のレプリカです。あと、何の説明もなしに東久留米のホーロー看板マグネットをいただきました。
さらに、なんとサプライズで2000系の方向幕もいただきました。「幕なら巻けた方がいいですよね」とのことで、1人5コマもいただけました。太っ腹すぎる。
実際に使用していたものとのことです。私のもらった幕はなんと「拝島･西武遊園地」×４コマと「臨時」！これはかなりアタリを引いたといっても差し支えないのではないでしょうか。
そしていよいよ最終盤、「西武4000系は東急9000･9020系による置き換えが決定しております」との挨拶が。既にプレス発表されている以上の情報はなかったのですが、ちょうど先日4015Fが廃車回送されたばかりということもあり、ますます「引退」の2文字が現実味を帯びます。悲しい。4000系がその最後の時まで平穏に走り抜いてくれることを願うばかりです。
この後、架線に飛来物があり一時運転を見合わせるトラブルもありましたが、無事終着駅の新所沢まで走り切りました。
盛りだくさんな一日、本当に楽しかったです。改めて、西武トラベルの皆様、西武鉄道の皆様、本当にありがとうございました。
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余談①
ツアーに使用された4005Fは、以前秩父鉄道線内で撮影していた編成でした。
余談②
