コロナ禍を記録しよう

2019年末に中国の武漢で発生し、瞬く間に全世界に広まり、経済への大打撃を伴いながら生活様式に大変革をもたらした新型コロナウイルス。

皆さんは、このコロナ禍を記録していますか。

この未曽有の大混乱を記録することは、どのような形になるかはわかりませんが、必ず後々役に立つことだと思うのです。

社会はどのように変革し、どのような生活を強いられたか。どのような点に苦しめられ、あるいは助けられたか。

人間は忘れる生き物です。私も、東日本大震災が世間にもたらした大混乱のことをかなり忘れつつあることに、発生から10年が経った昨日、気付きました。

今から10年後、コロナ禍のことを覚えていられるでしょうか。

当たり前に開催できると思っていたイベントが中止になったこと、不慣れなオンライン授業に苦しめられたこと、感染拡大地域出身であることを理由に親戚の入居している高齢者施設で面会を拒否されたこと、通っていた飲食店やカラオケ店が次々と潰れたこと。そして、この騒ぎが1年以上も継続して我々を苦しめていること。

これらを忘れてしまった近い未来に、似たような疫病の流行が起こってしまったら。あるいは、2019年以前の我々がコロナ禍を想像できなかったように、今の我々からは想像もできないような異常事態が発生してしまったとしたら。

同じことを繰り返すだけなのではないでしょうか。

将来にどんな困難が発生して、どんな知識が役に立つかわからないからこそ、なるべく多くの記録が必要です。記録はいくら多くても構いません。

幸いなことに、現代はスマートフォンのカメラを誰もが持っています。

写真を撮るだけでも構いません。Twitterに投稿した愚痴も、スクリーンショットなどで保存しておけば記録になります(Twitterは適当な基準ですぐ凍結してくるので投稿しただけでは記録にならない)。愚痴だけで現状を打破することはできませんが、その記録は将来への投資にはなるはずです。

皆さんも、意識してコロナ禍を記録してみませんか。

Kasumi

投稿者: Kasumi

東京都青梅市在住。鉄道マニア。

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