東日本大震災から10年

2011年3月11日から10年が経ちました。

10年という年月が経過すると、当時の小学1年生が高校2年生になっているのですから恐ろしいです。かくいう私も、当時小学5年生でして、今では大学3年生ですよ。歳を取ったもんですな。あ、進級は確定しておりますので、来月から4年生ですよ。

当時小学5年生で小学校にいた私は、揺れている間はとにかく教室の天井から吊られているブラウン管テレビが落ちないか怖かったのを覚えています。

当時、既に小学校でも何度も避難訓練をやっておりましたが、実際に未曽有の巨大地震が起きてみると、教師もどうしてよいかわからないといった様相で、避難訓練をまったく生かせていなかったのが衝撃的でしたね。もし私の通っていた小学校が津波の到達するような場所だったら、確実に助からなかっただろうなと思った次第です。

幸いにして私の学校では大した被害はありませんでしたが、父の会社ではかなり被害が大きかったようです。そして、同じく避難訓練は生かせなかったと言っておりました。

このような経験をされた方は多いのではないでしょうか?

3月11日は、TVで延々と流される胸の痛むような津波の映像を観る日でも、インターネットで当時の政府の対応を非難する日でもありません。あの日から10年が経つ今、非常時への備えについて、もう一度見つめ直す日にしたいと思います。

当時の教訓を一つ。手回し発電式のラジオは全く役に立ちません。災害時用として手回しラジオをお持ちの方は、今すぐ電池式のラジオを購入された方がよろしいかと思います。電池は定期的に液漏れしていないか確認することを忘れずに。

「10年」を一種の区切りのように感じてしまうのは、我々がたまたま10進法を使用していたからにすぎず、実際には何の区切りでもありません。ですが、何か有意義なことを考えるきっかけになるのなら、それもいいじゃないですか。

Kasumi

投稿者: Kasumi

東京都青梅市在住。鉄道マニア。

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