三岐鉄道、ご存知ですか?
名前の通り、三重と岐阜を結ぶ鉄道……になるはずが、結局岐阜には到達できなかったという歴史を持つ鉄道です。
私はこのところ西武鉄道の古い車両にハマってしまっており、このたび2021年10月18日、西武701系唯一の生き残りを求めて三岐鉄道に行ってきましたので、ご報告程度にまとめようと思います。
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出発は朝4時40分。始発で青梅市を出発し、のぞみ3号で出発。名古屋から近鉄で三岐鉄道の始発駅である近鉄富田に向かいます。三岐鉄道を満喫した帰りは、青梅線の終電に接続するのぞみ60号で帰ってこようという魂胆です。まあ帰ってこれなかったんですがね。後述。
のぞみ3号は朝早い列車にもかかわらず、コロナが嘘のように混んでいて懐かしさを覚えました。やはりコロナは嘘だったのかもしれません。真実に気付いてしまったので消されてしまうかもな。
前日がアルバイトの遅番で疲れていたのもあり、せっかくの天気でよく見えたであろう富士山も見ず、名古屋までほぼ爆睡。
名古屋からの近鉄も座れないほど混んでいました。近鉄には詳しくないのでアレなのですが、モト51形とすれ違いました。あれってレアなんですかね?
そんなこんなで近鉄富田に到着。
近鉄富田駅前にはなんと岡田克也氏がいました。駅構内で駅名標の写真を撮るなどしていたところ降車客の集団から遅れたため、私が駅前に出た時にはほとんど私と岡田氏しかいない状態でしたが、目的地に到着し鼻息を荒げた鉄道マニアはこれを華麗にスルー。今思えばもう少し話でも聞いときゃよかったかなとか思わないでもありません。
岡田氏を華麗にスルーしたところで、三岐鉄道一日乗車券(1200JPY)を購入。
窓口の方に「北勢線もご乗車になれます、よろしければどうぞ」と案内され、まあ乗らないだろうなあなどと考えていましたが、これも結局あとで乗ることになりました。
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ホームに上がるとさっそく現れたのは、あの751系(元西武新101系)。西武の101系は弱いな!オレを見ろ!絶対廃車にならないぞ!あっ……あっ、751系だ!シュワッチ!シュワッチ!
新101系は、本家西武鉄道でも狭山線や多摩川線では未だ現役の車種で、実際に私も数日前に狭山線で乗車したばかり。とはいえ、スカート未装着で種別窓も埋められておらず菱形パンタの新101系には懐かしさを感じるばかり。
こちらの751系は三岐鉄道に1編成のみ在籍しており、もともとは西武の283F(Mc1-Mc2)と235F(Tc1-M1-M2-Tc2)。この二つが[Mc1–M2–Tc2]と[Tc1–M1–Mc2]に組み替えられ、[Tc1–M1–Mc2]は伊豆箱根鉄道に、[Mc1–M2–Tc2]は三岐鉄道に、それぞれ譲渡されました。
ということで、さっそく西藤原方面に出発。
三岐線は貨物も多く、朝の時間帯であることもあって交換可能な駅では毎回のように列車交換を行っていました。
そんなこんなで、平津だったと思いますが、交換待ちをしていると……
ん?
おや?
ア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(即死)
西武701系唯一の生き残り、三岐鉄道801系じゃないですか!!!!しかも赤電復刻塗装!!!!!!
もうこの時点でテンションがカンストして、最後までこのテンションが続くかと思われました。まあこの後天気が崩れてテンション死ぬんですけど。
とはいえ撮影地はまだ先なので、これを撮ったら乗ってきた751系に再度乗り込んで恐ろしい勢いで発車。
そのあと、Twitterのフォロワーにおすすめされた撮影地で撮影することに。丹生川⇄三里にある陸橋の上に向かいます。
ただし天気はそこまで良くはなく、再来訪することが無事確定してしまいました。赤電塗装の車両もラッシュ時運用だったようで、すぐ入庫してしまいましたし……
どんどん崩れる天気にすっかり気落ちしてしまいましたが、まあ黄色の805Fを撮れたのでヨシとします。
ということで、「撮り鉄」は割とすぐに切り上げて、「乗り鉄」に専念することに。
ということで、先ほど撮影した黄色塗装の805Fに乗車。車内では中吊りにて西武鉄道時代の姿が紹介されており、興奮が止まりません。
ということで、この車両に乗って西藤原に向かいます。
終点・西藤原の少し手前の東藤原あたりでは太平洋セメントの工場内を突っ切るため、非常に面白い場所です。ご乗車の際は、ぜひ、西藤原方面に向かって右側にご注目。
そんなこんなで車窓と乗り心地を楽しみながら、終点・西藤原に到着。
SL形の駅舎に書かれていた文字は「C11 1」!「C11 1」の実物は私の地元・青梅市にある青梅鉄道公園で保存されている車両であり、勝手に少しシンパシーを感じました。ここまで来てそんなシンパシーの感じ方したやつ、誰もいなかっただろうな。
駅前の「ウィステリア鉄道」という公園には機関車3両が保存されており、乗ってきた車両も含めて鉄道博物館の様相を呈しています。
公園にあった面白い展示。思えばこの辺りには3種類の軌間があるんですね~。
さて、思いのほか天気も悪化してしまい、これからどうしようかと思っていたところ、フォロワーさんからの情報提供により、西藤原駅から阿下喜(あげき)駅まで無料のバスが出ていることが判明。
ということで、そのバスに乗って阿下喜駅に移動し、ナローゲージの北勢線に乗りに行くことにしました。
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ということで、①-1はここまでです。三岐鉄道巡礼記①-2に続く。
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