【2022/02/22-24】岡山周辺遠征

私は2022年4月に就職したわけですが、その直前の2月から3月にかけては、社会人になる前の最後の思い出作りとして、バイトで貯めた金を全部使い果たす勢いで旅行をしまくっていました。(この文章は親の金で遊んでいたわけではないということをアピールするために記載しています)(結局実際に貯金を使い果たすことはなかったわけですが……)

学生時代は、社会に出たら好きな事なんか1mmもできなくてひたすら奴隷のような日々を繰り返すと本当に信じていたんですね。実際にはそんなことはないので、若者の皆さんは安心してください。

というわけで、今回はそんな一連の旅行のうちの最初の一手として、2022年2月22日から24日までの日程で岡山に行ってきた際の様子をレポートします。

余談ですが、直前に先代のスマホが壊れまして、機種変して最初の外出がいきなり岡山でした。

02/22:津山まなびの鉄道館に行く

岡山に着いてすぐ、津山線で津山を目指しました。絶対に行きたい場所があったのです。

それが、「津山まなびの鉄道館」。

津山まなびの鉄道館は、岡山の県北にある鉄道博物館です。雪がチラついていました。

この施設、「まなびの鉄道館」などといかにも「教育施設ですよ」みたいな名前をしていますが、その実態はニッチな鉄道車両ばかりが集まっているとんでもない施設なのです。

たとえば、施設に足を踏み入れるといきなりキハ33形がお出迎えしてくれます。

50系客車を改造して作ったPDCですね。2両しか改造されなかったうちの1両です。客車を改造することで安上がりに気動車を調達できると考えられて改造されました。

しかし、同じく50系客車を改造して作られたJR北海道のキハ141系がオハフ51形を種車とすることで改造コストを最小限に抑えることに成功したのに対し、こちらのキハ33はなぜかオハ50形を種車としてしまったため改造内容が多く、逆にコスパが悪いと判断され、結局2両が改造されたのみで終わってしまいました。

いきなりこんなニッチな車両を置いている博物館、「まなび」どころか英才教育ですよこれは。

他にも、余部鉄橋転落事故の当該列車の牽引機だったDD51 1187だったり、試作要素の強いディーゼル機関車が何機もいたり、キハ58とキハ28が隣同士に「こいつらは違う形式ですが……」とでも言いたげに展示されていたりと、展示内容が濃すぎます。

津山まなびの鉄道館は前々から行きたかった場所なので、ようやく行くことができて本当に良かったです。

この後は、津山名物のホルモンうどんを食って宿に帰りました。この日は津山行って終わりでした。

02/23:やくも乗り通し

この日は、近々の引退が確実だった381系に乗るため、やくも号に乗って出雲市まで行きました。

381系の引退が近いことなんて誰の目にも明らかだったので、全列車満員ぐらいの勢いだろうと踏んでいたのですが、ガラガラでした。

中国山地は雪でした。ホームに積もっていた雪の深さが、そのホームが全然利用されていないことを物語っていて、若干複雑な心境になりました。

381系は、鉄道マニアから愛称の「ゆったりやくも」をもじって「ぐったりはくも」なんて呼ばれるぐらいですから、乗り心地の悪さは覚悟していたのですが、そんなに乗り心地悪いですかねこれ。振り子式電車が大好きなので、むしろ乗り心地良すぎて寝ちゃいました。本当なら起きて車窓を堪能したかったんですがね。

出雲市に着きました。別に縁結びとかしないので、出雲市の駅先で適当に撮影をすることに。クソ寒くて死ぬかと思いました。

ここに来る気動車、地味というか影が薄い気がするんですが、個人的には結構好きです。

で、381系のパノラマ先頭車を撮ったらその列車に乗って岡山に戻るつもりだったのですが、入線するホームを間違えていまして、こんな写真しか撮れませんでした。

まあ撮れないよりマシか……。

02/24:サークルメンバーとともに

この日は、岡山在住のうちのサークルのメンバーが早朝から車で連れ回してくれまして、さらにレンズまで貸してくれました。マジでありがたかったです。

まずは、いきなり四国に渡って予讃線の朝ラッシュを撮影。この日は国立大学の試験か何かで増発されていた気がします。このへんは知識不足&記憶力不足のため定かでないです。

続いて、本州に戻り、中庄駅で山陽本線を撮影しました。

前日に曇りでしか撮れなかった381系を晴れ光線下で撮れて満足。

その後場所を移し、沿線で色々撮影(雑)。

雲が出てきちゃいました。なんか山陽線130周年を記念するJR西とJR貨物のコラボHMをつけた車両がいくつか撮れました。

その他もろもろ。

その後、水島臨海鉄道の弥生駅まで送り届けてもらい、ここでサークルメンバーとは別れました。本当にありがとうございました。

その後、私は弥生駅で水島臨海鉄道を撮影。

先程のHMをつけた貨物列車や、MRT300形の原色2連が撮れました。MRT300形全5両中、原色は2両しかいないそうで、それらがペアを組んでいるのはまあまあな低確率だそうです。

そして、塗装されたばかりの八高線復刻塗装車も撮ることができました。高校の通学で八高線を使っていましたから、ちょっと感動しました。Q. 高校時代キハ38いなかったでしょ? A. はい。

大変充実した旅行となりました。これもサークルメンバー氏のおかげです。本当にありがとうございました。

Kasumi

投稿者: Kasumi

東京都青梅市在住。鉄道マニア。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。