なんか高スペックなVPSを借りることになりました。
ConoHaVPSの、RAM8GB、6コアCPU、SSD100GBのプランです。OSはUbuntu22.04です。
しかしまあ、今まで借りていた貧弱なVPSに比べると、シェルの操作の時点で既に軽くてびっくりしました。従来の環境でも不自由を感じるほど重かったわけではなかったのですが、やはりスペックは高ければ高いほどいいですね。
さて、せっかく安くない金を払って借りたので、当然色々活用しているのですが、その一環として、分散型SNS「Misskey」を稼働させてみることにしました。
基本的には公式のマニュアルに沿ってインストールしていきますが、やはりと言うべきか、途中何回か詰まった箇所がありますので、備忘録も兼ねて記録しておきます。
node.jsの最新版がインストールできない
どうも公式マニュアルの記述が古いのか、node.jsの最新版のインストールができませんでした。apt install nodeすると、なぜかかなり古いバージョンのnode.jsしかインストールできず。。
結局、こちらの方法でインストールしました。「n」という、nodeのバージョン管理用のツールを利用し、n経由でバージョンを指定してnode.jsをインストールするのが良いようです。
nodeは大学の卒業論文用のプログラムを書く時にちょっと触ったぐらいなので勝手がまるでわからず、変に苦労しました。
PostgleSQLのパスワードについて
VPSへのログイン自体に認証を設定しているので、DBのパスワードは真面目に考えず適当な数字6桁にしていたのですが、Misskey側で弾かれてしまいました。パスワードにはアルファベットを含めましょう。
Certbotが上手く動かない
SSL証明書を自動発行するLet’s encryptに証明書を要求するcertbotコマンドですが、依存ライブラリ等全部入れても何故か「ImportError: cannot import name ‘appengine’ from ‘requests.packages.urllib3.contrib’」というエラーが出て実行できませんでした。
ぱっと見では「urllib3がなくてインポートできない」というエラーに見えますが、urllib3は入っています。色々調べてみると、なんと逆に、「pipとaptの両方でurllib3がインストールされてしまっているので片方消すべし」との情報が。半信半疑で「python3 -m pip uninstall urllib3」を実行したところエラーが消え、無事証明書発行が通るようになりました。
以上、同じようなトラブルで詰まっている方の参考になれば幸いです。
※上記で構築したMisskeyは現在も稼働していますが、完全に身内用としており、一般向けに参加登録を受け付ける予定はございません。ご理解をお願いします。